井出商店 – 伝説のスープに感動!正真正銘の和歌山ラーメン


ある週末、家族が知人に会いに和歌山まで行きたいというので、ドライバー役を買って出た。もちろんご当地ラーメンの雄、和歌山ラーメンを食べるためだ。

日本各地には地方ごとに独自の発展を遂げたラーメン、いわゆるご当地ラーメンがある。濃厚な豚骨醤油で知られる和歌山ラーメンもその一つ。なかでも「井出商店」といえば、いうまでもなく和歌山ラーメンの代名詞的存在で、新横浜ラーメン博物館にも長らく出店していた超有名店だ。

店はJR和歌山駅から南西へ徒歩9分、大通りの交差点の一角にある。着いたのはある日曜日の13時前。お昼時とあって、30人ほどの行列ができている。そう来ないとね!

外観は昔ながらの大衆食堂って感じだ。道路に面した壁のすぐ向こうに厨房があるため、並んでいる間にも、豚骨スープの煮立つ匂いが鼻をかすめ、店の人が慌ただしく接客や調理する音が聞こえてくる。狙ったわけではないと思うけれど、これが食欲を倍増させる素敵な“仕掛け”になっている。待つこと30分、最高にお腹が空いた状態で店内へ!

メニューは、上の写真左から「中華そば¥700」「特製中華そば¥800」「大盛中華そば¥800」「特製大盛中華そば¥900」。サイドメニューの「すし¥150」はサバの押し寿司で、「お好きにどうぞ」とばかりにテーブルの上に積んで置かれている。食べなかったので写真を撮っていないけれど、和歌山ラーメン特有のメニューらしい。僕が注文したのはチャーシューが多めの「特製中華そば¥800」。

そんなこんなで、ついに対面したラーメンが上の写真。薄めのチャーシューに、メンマ、ネギ、それから梅の花をあしらった蒲鉾が丼に彩りを添える。スープは、店主の先代が1953年の開業当初、強火で炊きすぎて濁り失敗してしまったものが、思いのほかコクがあり美味だったことから完成したという名物スープ。豚骨を主体に鶏がらをじっくり煮込んでいるためか、豚骨の臭みと醤油の甘みが調和して独特の香りが漂う。口に含んだとき、一瞬だけ薄味に感じられるのだけれど、後口でまろやかな脂の旨味と、醤油の深いコクが感じられる。

麺は丸くやや細めのストレート麺。柔らかめに茹でてあり、スープとの相性も良い。チャーシューは柔らかくジューシーで、スープの旨味がよく染み込んでいて旨い。麺の量が控えめなので、スープを飲み干してもちょうど良い満腹感。あっという間に完食。充実感いっぱい。幸せな気持ちで店を後にした。

ちなみに和歌山市は関西国際空港から意外に近く、電車やバスで1時間以内で行ける。街の中心には和歌山城がある(下の写真)。

郊外へ足を伸ばせば、高野山や熊野古道といった世界遺産にも指定されている観光地もある。特に熊野古道は、宮崎駿監督のアニメーション映画「もののけ姫」の世界のような深い森が広がり、スピリチュアルなスポットとして、海外からの旅行者にも人気がある。旅程に余裕があれば、和歌山への寄り道もオススメだ。


Data

  • メニュー
    中華そば: ¥700
    特製中華そば: ¥800
    大盛中華そば: ¥800
    特製大盛中華そば: ¥900
    すし:¥150… and more
  • 住所
    和歌山県和歌山市田中町4-84
  • 最寄り駅
    JR和歌山駅より徒歩9分
    わかやま電鐵貴志川線田中口駅より徒歩7分
  • 営業時間
    AM11:30 – PM23:30
    定休日:木曜日
  • Map
    和歌山県和歌山市田中町4-84


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tomo.

tomo.

I live in Kyoto. I hope to let you know about Japanese ramen. So, I intend to introduce the delicious ramen shops to you.