拳ラーメン(京都駅、丹波口) – 京都鉄道博物館の目の前!京都ラーメンのカリスマ店へGO!
一昨日、京都の新名所「京都鉄道博物館」がオープンしたので、さっそく早朝から足を運んでみた。ちなみに館内のレストランはきっと高いのだろうなぁ・・・と億劫に思っていたら、ちょうど博物館の目の前に有名なラーメン店があることを思い出した。これはちょうど良い!それが今回ご紹介する[拳ラーメン]だ。
[拳ラーメン]は、近年の京都ラーメン界を牽引するカリスマラーメン店のひとつ。それだけにメニューは多彩で意欲的。定番メニューは魚介ベース+醤油で仕上げた拳ラーメン(濃・淡)と、鶏白湯そばの3種。しかし、そのほかにほぼ毎日提供される限定メニューや、季節ごとに開発される和えそば、油そば、汁なし担々麺など、魅力的なメニューが目白押しだ。
どれにしようか・・・悩んだあげく、注文したのは「元祖ナックル鶏白湯そば」。
ピンク色の塩釜チャーシュー(レアチャーシュー)がまず目に飛び込んできて食欲を誘う。手羽先からダシを取ったという鶏白湯スープは表面を覆う油に、鶏の風味が濃厚に閉じ込められている。これに、もっちりとした多加水の麺がよく絡みあって絶妙なハーモニーを奏でる。あと、トッピングの赤玉ねぎも、このスープにとてもよく合う。
その麺は、軟らかいけど弾力があって、ちょっぴり不思議な食感。あとから知ったのだけれど、京都の老舗製麺所「麺屋棣鄂」が開発した「ウイングslim麺」という特注麺を使っているそうだ。形状がこのとおり変わっていて、よく見ると麺の断面がY字状になっている(下の写真)。
食べ終わると丼から「Thank you」の文字が出現。このあたり京都ラーメンっぽくて、なんだかホッとする^ ^
ちなみに2016年4月29日にオープンした「京都鉄道博物館」は、蒸気機関車から新幹線まで、実物の車両が約50両以上展示されている。ジオラマ展示は見応え満点、トレインシミュレーターも本格的。鉄道の歴史や業務の裏方が学べる展示も充実していて、子どもだけでなく大人も十分に楽しめる。
また、[拳ラーメン]近くの他の観光スポットといえば、同店より北へ200mほど歩いた場所にある「島原」が有名。江戸時代に江戸の「吉原」と並んで日本一と評された花街があった場所だ。下の写真はその正門で、「島原大門」と呼ばれている。
その規模や花街としての格式でいえば祇園よりも高く、いまでも往時が偲ばれる風格ある屋敷が数軒残っている。
その中の1つ「角屋(すみや)」は美術館として開放されていて、貴重な建物や庭園を見学できる(下の写真)。
ちなみに角屋は「揚屋(あげや)」と呼ばれるお茶屋さんで、芸妓などを一切かかえず、置屋から太夫等を呼んで宴会を催す場。分かりやすく言うと、宴会場だ。この角屋の建物は揚屋建築の唯一の遺構として、国の重要文化財の指定を受けている。十分に見応えがあるので、[拳ラーメン]とセットで訪れるのもオススメだ。
Data
- メニュー
拳ラーメン 濃(こい): ¥750
拳ラーメン 淡(あわ): ¥750
元祖ナックル鶏白湯そば: ¥850
拳流 油そば: ¥650
汁なし担々麺: ¥850
石焼オマール味噌つけ麺: ¥1,000 …他 - 住所
京都市下京区朱雀正会町1-16 - 最寄り駅
丹波口(JR嵯峨野線)より徒歩10分
京都(JR、近鉄、京都市営地下鉄)より徒歩20分 - 営業時間
11:30~14:30
18:00~22:00
*水曜休み - Map
京都市下京区朱雀正会町1-16