ぶっこ志(ぶっこし)- 北浜に降臨した3号店は、待望の牛白湯ラーメン!


北浜・淀屋橋界隈が残念過ぎて震えるほどにラーメン不毛エリアであることは、[つけ麺 井手]でも書いた。しかし誤解のないように付け足すと、ラーメン店がないわけではない。でも「これは!」と思える店が思いのほか少ないのだ。

そんな北浜の、それも[つけ麺 井手]の目と鼻の先に、新たなラーメン店[ぶっこ志]が乗り込んで来たのは2016年7月のこと。「ぶっこし??」おそらく近辺で働くほとんどの人には聞き慣れない名前だろう。しかし、ラーメン好きにとっては一大事。まさに泰平の眠りを覚ます黒船襲来だ。

[ぶっこ志]は、大阪・十三(じゅうそう)の豚骨ラーメン店[ばっこ志]、西心斎橋の鶏白湯ラーメン店[ぼっこ志]に続くサードブランド。出店ごとにスープを変えるこの店が次に挑むのは…牛っ! というわけで、すでに思いっきりタイトルでもネタバレしているのだけれど、「ぶっこ志」は牛白湯を扱うラーメン店なのだ。

デフォルト(定番)メニューは、牛白湯¥780。他に牛塩清湯¥780という、牛骨と魚介をあわせた澄んだスープのラーメンもある。はじめてなので、迷わず牛白湯をオーダー。

待つこと5分。目の前に現れたラーメンは、ハッとするほど白い。スープとほぼ同じ乳白色の器が、白湯の美しさをより際立たせている。そこにチャーシューの鮮やかな赤とヤングコーンの黄、カイワレの緑がわずかな彩りを添え、まるで枯山水のような世界観を漂わせている。

牛骨のみを使用して取ったというスープは、際限まで乳化されているそうで、口に入れるとさらっとして舌触りが良く、めちゃめちゃクリーミー。「こ、これが、牛骨の白湯か!」思わず心のなかでつぶやく。乳製品等を使用していないというのが信じられないほど、きちんと牛が感じられる。それでいて雑味がなく、どこまでもまろやか。

そして麺は、自家製の平打ち麺。もちもちでつるっとした低加水の麺で、ほどよいカタさ。麺がだんだんとスープに馴染んでくる後半は、また違った食感が味わえる。

チャーシューは、黒胡椒が効いた牛バラ肉と、バジルなどの香草で風味付けしたチャックテンダーの2種。チャックテンダーとは、日本では「とうがらし」と呼ばれる肩の肩甲骨の部位で、赤味の多い肉のこと。刺身やたたきなどに使用されるらしい。ほら、このとおりとても赤いでしょ?

あっという間に麺が少なくなり、名残惜しく感じていると、メニュー表に[替え玉]の文字。「これは食べんといかんばいっ!」と、エセ博多弁を心の中でつぶやきつつ注文。それが下の写真。替え玉はかなりカタ麺で出てくる。

いやぁ・・・あっという間に、ごちそうさま。牛骨ベースのスープは初体験だけれど、めちゃ美味い。これは間違いなく、人生を変えた一杯にノミネートだ。西心斎橋の鶏白湯[ぼっこ志]も食べたことがあるけれど、[ぶっこ志]の牛白湯は、その鶏白湯ほど脂分が多いわけではない。見た目通り、全体的にさっぱりしている。その点では、ビジネスマンが多く、ランチ需要の高い北浜エリアに適した味といえる。

ちなみに下の写真は、後日いただいた「牛塩清湯 ¥780」。牛骨をメインにとったスープに4種の魚介をあわせたというあっさり系のラーメンだ。清湯スープの奥に牛骨出汁がきちんと効いていてコクがある。あっさり系が好みの人にオススメだ。

しかし、これでもしも付近にもう一つ人気店が出店でもすれば、この界隈も立派な激戦区だ。そのときは「旧三越裏ラーメン筋」などと、勝手に命名しちゃおうかと思う。


Data

  • メニュー
    牛白湯 : ¥780
    牛塩清湯: ¥780
    替え玉¥150…他
  • 住所
    大阪府大阪市中央区道修町1-5-12
  • 最寄り駅
    北浜駅(大阪市営地下鉄)より徒歩3分
  • 営業時間
    11:00~15:00
    17:30~23:30
    *日曜日休み
  • Map
    大阪府大阪市中央区道修町1-5-12


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tomo.

tomo.

I live in Kyoto. I hope to let you know about Japanese ramen. So, I intend to introduce the delicious ramen shops to you.

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